ロッドの巻き込みによる破損例は、 SLP PLUSのYouTube でもご紹介しています。
特定の部分に集中して負荷をかけたため、力が分散せずに折れに至る場合がございます。外観で容易に確認が可能です。
トップガイドから10cm以内が折れている場合、巻き込みによる集中荷重が最も多い原因と考えられます。
(強い負荷であれば穂先は一直線になり、負荷がかからないためです。)
リールを巻きすぎて、穂先を折ってしまうことも起こりえます。
ソリッド素材の場合は、写真のように素材が縦に裂けるように折れるのが特徴です。
スーパーメタルトップの場合、金属は簡単には破断しませんが、周りの素材が集中負荷についていけず写真のように周りの素材が割れてしまいます。
仕掛けがトップガイドに当たった状態からさらにリールを巻くと、穂先に集中負荷が加わり破損してしまいます。
ご使用の際はご注意ください。
電動リールをご使用の場合は、巻き込みによる竿の破損を防ぐためにも多少の余裕をもち、船べり停止位置の設定をお願いいたします。
ロッドのコミ浅による破損例は、SLP PLUSのYouTubeでもご紹介しています。
込み合わせが浅い状態または、緩んだ状態のまま使用する場合、節がすっぽ抜けてしまい破損に至る恐れがございます。
#1の節尻にクラックが入ってしまったり、#2のインロー部が破損する場合もあります。
ご使用前にしっかり込み合わせを継いだ場合でも、使用している間に込み合わせが緩んでくる恐れがございます。
こまめに込み合わせの緩みを確認していただき、緩んでいた場合は再度締めこんでください。
外圧により破損する現象です。折れ口に縦方向のクラックが入ります。
また、折れ口を指でつまむと特定の方向のみ柔らかくなっています。
鮎竿などに採用されている高弾性カーボンは、ぶつけなど衝撃には弱い特性があります。丁寧なお取り扱いをお願いいたします。
また、竿をしまった状態で外圧(潰れ)が加わった際に、複数節に同一箇所での割れが発生する恐れがございます。
移動の際も、外圧が加わる可能性もございますのでご注意ください。