バッテリーについて
電圧と電流と容量の関係(考え方)
それぞれを水に置き換えて考えると、電圧は水圧、電流は水流、容量が水量になります。
例えば水車を回す場合、水圧が高いほうが水車は良く回り、同じ水圧なら水流を多くした方が水車は良く回ります。
しかし、水流が多いほど早く水が無くなります。
- 電動リール用バッテリーの電圧は、鉛バッテリーが定格12V、リチウムバッテリーが定格14.6V です。
(実際の電圧は定格より少し高くなり、それぞれ13V、16V 程度あります)
- リチウムバッテリーは、鉛バッテリーより電圧が高いので、その分大きな仕事が出来ます。
電流
- 電動リールに流れる電流の大きさは、負荷(錘、釣果、仕掛け等)によって大きく変わります。
又、モーターの種類(通常品、マグマックス)や大きさ、効率等によっても変わります。
(シーボーグ系電動リールの、80号ビシの空巻きHiで、およそ5A前後の電流が流れます。)
- バッテリーの側も取り出せる電流の大きさに制限があります。
I 鉛バッテリーの場合
- 短い時間であれば100~300Aと大きい電流が流せます。
II リチウムバッテリーの場合
- 10~30A程度となり、負荷が大きいと不足することがあります。
容量
- 単位は 「Ah(アンペアアワー)」(通称:アンペア)
「A = 電流の単位」、「H = 時間」で、「A × H」の掛け算。
- 20AH の表示が有る場合、10A(アンペア)の電流なら2H(時間)流せます。
電流が半分の5Aなら、時間は倍の4H(時間)、1Aの電流なら20時間流せます。(使用できます)
(実際に巻上げている時間が電流の流れる時間ですので、手返し回数や水深により必要な容量は変わります。)
保管
- バッテリーは生物(なまもの)です。置いておくだけでも内部の劣化が進みます。
内部の劣化が極力進まないように保管してください。
- 保管場所は冷暗所が最適です。内部の化学反応が抑えられます。
- 過放電、過充電は避けてください。内部劣化が進行し、性能(容量)が著しく低下します。
- 電動リールに接続したままの保管は避けてください。
0.1~0.2A程度の電流が常時流れるため、長時間放置すると過放電状態になります。
I 鉛バッテリーの場合
- 満充電にした後で保管してください。
又、少なくとも半年毎に補充電(満充電)が必要です。
II リチウムバッテリーの場合
- リチウムバッテリーの場合、満充電状態でも僅かに劣化が進みますが、逆に過放電状態では著しく劣化が進みます。
つまり、半分程度の充電量がリチウムバッテリーにとっては最も劣化の進みにくい状態です。
- 満充電状態での劣化は、満充電状態を継続させなければ大きな問題はありません。
満充電状態の継続とは、常時充電器につなぎ続けるようなことで、1年に数回満充電にしておいて置く程度は問題ありません。
- 又、空(カラ)(過放電)の状態では最も劣化が進行するため、万が一のことを考え長期保管(半年以上)の場合は、満充電にした後に保管するようにお願いいたします。
- 通常保管時の充電量は、30~50%をおすすめします。
長期保管時は半年毎に満充電してください。
充電器
- 充電器を使用する際は、必ず指定された取扱方法をお守りください。
- 充電器は、鉛バッテリー用、リチウムバッテリー用に分かれており、共用出来ません。
又、同じ種類のバッテリー用の充電器でも、専用端子や安全回路の有無等があるため、そのバッテリーに適合する充電器を用意する必要があります。
寿命
普通に充電しても、使用時間が著しく短くなった場合は寿命です。
I 鉛バッテリーの場合
- 普通に使用していても時間とともに少しずつ電極が傷んできます。
その寿命は自動車用バッテリーと同様、通常2~3年といわれています。
しかし、充電しないで過放電させたり、適合しない充電器を使用した場合等は更に短くなります。
II リチウムバッテリーの場合
- 繰り返しの充放電で少しずつ性能が低下します。(容量が少なくなります)
300回の使用で半分程度まで徐々に劣化します。(実釣レベルでは更に少なくなります。)
しかし、充電しないで過放電させたり、満充電状態を継続した場合、又、高温環境に長く置いて使用時間の短くなった物は寿命です。
- リチウムイオンバッテリーは、内部に複数本の蓄電池を持っており、年数の経過や繰り返しの使用により、蓄電池間での劣化進行度合いに差(バラツキ)が生じてきます。
このバラツキが徐々に大きくなり、許容範囲を超えたものは、正常な充電ができないため、充電器は「充電異常表示」になります。
この場合も寿命です。
PSE(電気用品安全法)準拠

※従来の規制対象はコンセントにつないで使用する充電器やACアダプターのみだったが、2008年にリチウムイオンバッテリーも対象になりました。PSE マークのないものは販売できません。
※ただし、 2008 年 11 月 20 日以降生産のリチウムイオン蓄電池が対象。
(それ以前に製造・輸入された物は販売可能。)