ウェーダーの豆知識
■ウェーダーにたまる水の正体は?
釣りをしているとウェーダーの中が「ヒヤッ」としたことはありませんか?
人はじっとしていても1時間に50CC、歩いただけでも1時間に500CCの汗をかくことが運動生理学的に証明されています。
透湿性をもたないクロロプレーン・ゴム製のスリムウェーダーを着用して、鮎釣りをしていると、かいた汗はそのままウェーダー内部にたまります。そのたまった汗が川の中に立ち込んでいる間に冷やされ、瞬間的に「ヒヤッ」と感じて、水漏れと勘違いされるケースがほとんどなのです。
もし「ヒヤッ」と感じたら、どの部位で感じたか覚えておいて釣行後、完全に乾燥させた状態のウェーダーの中に水道水をたっぷり入れてみましょう。水漏れしている場合、その部位から勢いよく水が飛び出してきます。
水が飛び出してこない場合、あなたのウェーダーに水漏れはありません。安心してお履きください。
■スリムウェーダーのブーツ部から、しみ出してくる水の正体
スリムウェーダーを履いて鮎釣りをし、川から上がって歩行してると、ブーツ部廻りから水のしみ出しを発見。
「あ、水漏れ!」。
そのようにお感じになられる方は意外と多いのではないでしょうか?
スリムウェーダーのブーツ部はクロロプレーン・ゴム製の防水ソックスがベースとなり、その周囲を補強用のゴムやミッドソール、フェルトソールで覆う形で構成されています。
つまり、ブーツ部からしみ出してくる水はクロロプレーン・ゴム製ソックスのジャージ部に余分に含まれ、たまった水が歩行時の圧により、しみ出して(飛び出して)くるのです。
もちろん、このジャージに含まれる水は外側のジャージが吸うのみで、その中のクロロプレーン・ゴムが水を遮断しているので、水漏れの心配はありません。
■ウェーダー補修ボンドの使用方法
引っかき傷・切り傷・穴の補修まで可能です。
*詳しくは、商品に記載されている注意事項をお読みください。
補 修 手 順
- 1.
補修前に汚れ、油などを落とし、乾燥させてください。
(必要に応じて、シンナー等で油等を落としてください)
- 2.
傷、穴の大きい場合は粘着テープ等で裏打ちしてください。
(硬化後は剥がしてご使用ください。)
- 3.
ウェーダー補修ボンドを補修部に塗る。
- 4.
ボンドを補修部に塗る際、ヘラ等を使用するとボンドをすり込み易くなります。
(ヘラは付属しておりません)
- 5.
補修部からはみだしたボンドを整えて、硬化させる。液ダレ防止の為、ボンドが硬化するまで補修部を水平に保ち、動かさないようにしてください。